ホイールにタイヤ・ブレーキディスク・スプロケットを組み付ける。

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タイヤはバイアス最高峰の『BRIDGESTONE BATTLAX BT-45』を選択。私の大好きなタイヤだ。

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フロントフォークの分解整備をする。

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黒く塗装したボトムケースに新品のインナーチューブ・オイルシール・ダストシールを組み付け、フォークオイルを入れる。
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元々付いていたインナーチューブの可動部分画像
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点錆がヒドイ・・・。
実はこの『GSX400インパルス』、オートバイ屋から購入してまだ1年半ほどだったそうだ・・・。
1年半の期間でインナーチューブがここまでの腐食を起こすとは考え難い・・・。
恐らく、買ったときからこの状態だったに違いない・・・。
前オーナーさん、買うときに気付かなかったのか・・・
前オーナーさん、買ってから気付いたとして店に言わなかったのか・・・
前オーナーさん、オイルが漏れていたのに直さなかったのか・・・
不思議だ・・・。
しかし、一番不思議なのはこの状態で販売したバイク屋”だ。
バイク屋であれば見れば判(わか)るし、オーバーホールも出来る。でもヤラない・・・。
この状態で販売して、購入者がどんなことになるかも想像できるハズ。でもヤラない・・・。
何の為に経験を積み、技術と知識を身につけたのか・・・。





リヤのスイングアームとホイールを交換する。

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「スイングアームもフレームと同色の黒色の方ががカッコイイ!!という理由や「アルマイトの腐食はどうにもならないから、シルバーで塗装しよう!!の理由から、ウチの店は車種問わずスイングアームを車体から取り外し塗装するのだが、それで気付いた事がある。
インパルスはかなりの確率で、スイングアームピボット部にヒビが入っているのだ。

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【両方インパルス用】 左:代替えストック  右:元々この車両に付いていたスイングアーム(塗装後)

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なぜこのようになるのかわからない。
多数のインパルススイングアームがこうなっていることから、普通に乗っているだけでヒビが入ったり、軽い立ちゴケや転倒でもヒビが入るといった、製品精度に問題があるのだと思う。
この状態でもベアリングが抜け出てくる事はない。
この状態だと走行にどんな影響があるかはわからない。
しかし、割れていて構わない部品など存在しない。
インナーチューブのように誰が見ても分かる箇所であればよいが、ここはバラさないと見えない。
おまけに点錆だらけのインナーチューブのまま納車するようなバイク屋であれば、ここは見ないし、見て気付いても直さないだろう・・・。普通の量販店でもここを点検してから納車する店は恐らく無い。
これから購入する人は、
「何か~インパルス~、スイングアームのピボット部が弱いみたいなんで~、見て画像撮ってもらってイイっすかとか、
既に所有している人は、買ったお店で、
「何か~インパルス~、スイングアームのピボット部が弱いみたいなんスよ~、金払うんで見て画像撮ってもらってイイっすか工賃1.5Hだから10000円~15000円ぐらいっスよね!?などと、
購入者や所有者が自ら行動するしかない。(要チェックやで
私に運が無く、そういうインパルスばかり引き当てるのが主な原因かも知れません・・・。


                   
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