モリヤスBUILD & ENGINEERING PartⅡ

静岡県浜松市で『オートバイ販売』『修理』『製作』『レストア』を生業として営んでおります。製作した車両やレストアした車両の過程を記すブログです。     書庫(カテゴリ)がいっぱいになったので、2つ目のブログを開設しました。

『M.B.A.E.S(モリヤスビルドアンドエンジニアリングショールーム)』にて展示・販売しております。
MBAESは、M=モリヤス B=ビルド A=アンド E=エンジニアリング S=ショールーム
の略です。
〒432-8053 静岡県浜松市南区法枝町272-1
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修理・レストア・カスタムなど作業の御用命は『モリヤスBUILD & ENGINEERING』
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現行インパルス(後期)中古車仕上

『怒り』の中古車仕上げ

昨年末、買取りしたこのインパルス。(買取した時は乗って来店しました)
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注:ブログ記事にするつもりではなかったので、大分バラしてしまいました・・・。

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オーナーは 「もう、飽きた」 との事だった・・・。

欲しくて、欲しくて、頑張って働いて。
欲しくて、欲しくて、堪らなくて。
欲しくて、欲しくて、時間さえあれば、ネットや雑誌を見て。
欲しくて、欲しくて、夢にまで見て。
欲しくて、欲しくて、恋焦がれて。

自分にとって “欲しいバイク” はいつも・幾つになっても、そんな感じだ。

しかし、このオーナーは購入3ヶ月で 「もう、飽きた」 と言った・・・。
何で、そんなことが言えるのだろう・・・
購入3ヶ月で飽きるバイクをなぜ買うのだろう・・・
俺にはサッパリわからない???

このインパルスを販売した店も最悪だ。
何故、傷だらけのまま販売しているんだ!!
何故、適当な塗装で外装を塗りたくっているんだ!!
何故、ヒビ割れだらけのタイヤ・残りの少ないブレーキパットで納車するんだ!!
何故、シートにガムテープを貼って納車するんだ!!
何故、錆後だらけのインナーチューブで納車するんだ!!
何故、前後違うウインカーで納車するんだ!!
何故、“納車整備費用”を貰っておいて、整備してないんだ!!
俺にはサッパリわからない???


絶対にあってはならない事だが、
もしも、オーナーさんが “3ヶ月で飽きた理由” が、このインパルスに不調・不安・不満があったのだとしたら、販売した店はバイク屋と名乗らないで欲しい。


買って貰えるか、どうかはわからないし、考えない。
でも、もし買ってくれる人が現れたら、大切にしてもらえるように仕上げよう!!

このインパルスを愛されバイクにする!!


秘技!オロサズノトソウを繰り出す!!

エンジンの塗装が剥げ剥げだ!!

エンジンを下ろさずに塗装する『オロサズノトソウ』を施す。

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エンジン塗装と同時にカムカバーも塗装した。
真っ黒だと“ドブ塗り”っぽく見えるので、フィン部のみ塗装を剥がし、アルミ地を出す。
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剥がし途中
                                  
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更にバフ機でアルミ地を磨く。
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1番上のフィン部:バフがけ   2・3番目のフィン部:耐水ペーパー#2000
                                  
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画像のバフ機はモリヤスオープン時に中古機械屋で購入したものだ。
本職から見れば、旧々式の払い下げなのかも知れない・・・。
当時、TIG溶接機の中古があると聞き、その中古機械屋さんに出向いた。
予定通りTIG溶接機を購入した私達に、おやじさんは「ほかのモンも買っていけや!」と“卓上小型旋盤”と“バフ機”を勧められた。
どちらも魅力的な機械だったが、独立開業資金 と ピットスペースに余裕が無かった。
どちらかというと、資金の方が厳しかった・・・。
その当時、日本製卓上小型旋盤の中古品は珍しかったようで、おやじさんは旋盤を猛プッシュしてきたのだが、私はバフ機に心を奪われた。
「あれがあれば、アルミが綺麗に磨ける~(のか?)
一緒に行っていた相棒1に「バフ機買おうか?」と相談すると、「・・・。いらないだろ!」と却下された。
それを聞いていたおやじさんが、「えっ!こっち?こっちなら溶接機とあわせて〇万でいいよ!」
と言ってくれたので、購入を決めた。
トラックに載せ、店舗に持ち帰った。
店舗内を手掛けてくれていた大工さんに設置してもらった。
「これは何する機械?」と聞かれたので、「アルミ部品を磨く機械です!」と答えると、
「それっぱか(遠州弁)の為に、こんなの買ってそんで、こんなに場所とって後々要らなくなって、邪魔になるんじゃないの!?
と言われた事を覚えている。

購入時は誰しもに反対されたバフ機。
今ではモリヤスクオリティーの為に無くてはならない存在(機械)になっている。
サウイフモノニ ワタシモナリタイ 



全てのフィンをバフがけ後、クリヤ塗装を施す。
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クリヤ塗装を施すと、アルミの磨いた部分の光沢は押さえられてしまうが、腐食するよりはいいかな・・・。


乾燥後、取り付ける。
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